角川文庫<br> 鬼の女房

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角川文庫
鬼の女房

  • 著者名:田辺聖子
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • KADOKAWA(2014/01発売)
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  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041314128

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内容説明

王朝の夜は、一寸先も見えない漆黒の闇だった。その闇の中を、鬼は、御所の内に、橋のたもとに、北山に、時に天空を翔り、彼岸・此岸をも自在に往来し、わが物顔に徘徊した――。若く美しい人間の女房をもてあました、中年のユーモラスな鬼、当代随一の歌よみに挑んだ芸術鬼など、さまざまな鬼の姿を軽妙洒脱な語り口で描く、鬼ものがたり六話。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あさらん

7
『うた恋い。』や『鬼灯の冷徹』に出てきた小野篁が気になり、篁とできればその異母妹が出てくる作品がないかと探して、見つけました!半分エッセイ半分物語のような、鬼をテーマとする話が6編。うち目的のが『水に溶ける鬼』。勉強を教えるうちに異母妹と密かに結ばれるが母親にバレて、そののち異母妹は死んでしまうが、幽霊となって戻ってくる。幽霊妻にびびるどころかほんわか普通に過ごしていく篁!幽霊妻は産まれてこなかった子が転生して産まれくるからと、篁に生きている妻を持つように勧める。勧めておきながらちょっと嫉妬してかわいい。2014/09/23

まおー

1
エッセイと小説の中間みたいな1冊。古典の現代語訳だけど、田辺聖子の感性がにじみ出てて良い感じ。平安時代の高貴な人たちの心を垣間見る一冊かな。2008/12/15

めろりん

0
さすが田辺聖子、古典強い!今昔物語は私も好きですが、こんなオハナシ引き出せません。小説なのかエッセイなのか、気楽に楽しめる一冊でした。2015/04/09

s.shinji

0
何度も繰り返し読んでいる本です。2009/11/11

marino

0
再読。平安時代の鬼にまつわる説話や故事を田辺流に紹介。平安文学に造詣の深い作者だけあってユーモラスなものありしんみりするものあり読みごたえがあった。小野篁と妹のエピソードが印象的。花山天皇が藤原道隆、道兼、道長三兄弟に肝試しを命ずるエピソードは今年の大河ドラマのキャストで脳内再生しました。こういうのが再読の醍醐味。2024/03/14

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