内容説明
男女間の色事ではじまり、人情の機微にふれ、煩雑な世事を皮肉り、時に説教をし、やっぱり男と女のお話に果てる。卓抜した発想を、軽妙な大阪ことばで仕上げた笑いのフルコース。洒落た味わいのなかに、醒めて、したたかな文明批判がにじみでる。御存知おせいさんが新境地を拓いた、新作上方落語十一篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りん
8
文章だからか当たり前かも知れないけれどテンポが悪くて落語って感じがしなかったのが残念。でもやっぱり、ショートショートとしては断然面白かったです。2020/02/24
Sakana
1
笑った、おおいに笑わせてもらった。田辺聖子のなにが良いって、関西弁の巧みさやなぁ。書くときに滑稽になりすぎへんで、ちゃあんと言葉に生活味があるんやもんなぁ。すごい人や～。2015/02/22
でんさん
0
落語とあるけど、バカらしくも楽しい11編の短編集と思えばいい。 「一寸法師とお姫さま」には思わず声に出して笑っちまった。2022/03/26
ゴリゾウ
0
男女間の色事で始まり、人情の機微にふれ、時に説教をし、男と女のお話に果てる。軽妙な大阪ことばで仕上げた笑いのフルコース。洒落た味わいのなかに、したたかな文明批評がにじみでる。 #10531988/08/01
