内容説明
平凡なサラリーマンの典型と思われていた人事課長の宇佐美が殺されたのは忘年会の席上でだった。自殺とは思われず、容疑は同席していた13人に集まったが、何度事情を聴取して誰にも殺人の動機は見当たらなかった。が、宇佐美の死によって何人かの社員はひそかに胸を撫で下したはずだった。6カ月後、捜査本部が解散のやむなきにいたったころ、会社を辞めていった1人の女がいた。表題作ほか秀作6篇収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
koo
7
偶々神保町の羊頭書房さんで発見した石沢英太郎の第11短編集。昭和の香りが濃厚で特に女性描写は時代を感じますが佳作揃いでした。トリック重視ではなく心理描写や動機に重きを置いた作品なのは代表作「視線」と同様でした。中では表題作「噂を集めすぎた男」が印象深いですね。平凡なサラリーマンが毒殺されて容疑者となる会社の同僚たちが多視点描写で切り替わる所に作者らしさが出ていました。最近再発見中の日下圭介同様石沢英太郎の作品も探してみたいです。2024/04/03
渋谷英男
2
噂を集め過ぎた男、仁王幻想、殺意の瞬間、愛情比例の原則、ゴルフ場殺人事件、殺意の絆、香港野郎。☆42024/06/27
kanamori
0
☆☆★2011/10/08




