井口武夫『開戦神話』(英訳)改訂版<br>Demystifying Pearl Harbor : A New Perspective from Japan

井口武夫『開戦神話』(英訳)改訂版
Demystifying Pearl Harbor : A New Perspective from Japan

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。 ⇒古書を探す
  • 製本 Hardcover:ハードカバー版/ページ数 343p.
  • 商品コード 9784903452197

基本説明

原著:井口武夫著『開戦神話』(2008年・中央公論新社)を英語読者向けに改訂、増補、改編等をほどこした決定版。日本はなぜ米英との破滅的な戦争に走ったのか。なぜ通告は遅れ、日本は宣戦布告なしに真珠湾を攻撃したと米国から非難されることになったのか。この画期的な著書で、元外交官の井口武夫氏は外交の失敗に注目し、日本の対米最終覚書とワシントンの日本大使館、ひいては米国務省への伝達の遅れを徹底検証している。-<本書への推薦文>本書は日本の真珠湾攻撃研究に対する極めて貴重な貢献である。著者は他の誰にもない3つの特質を兼ね備えている。第1に、1941年12月7日、父親が日本大使館に勤務していた関係でワシントンDCにいた。特権的な外国人から蔑むべき敵性外国人への転落という屈辱的な経験をした著者は、日米戦争は避けられた悲劇であったと個人的に固く信じている。第2に、著者自身、後に外交官となり、本省と在外公館の官僚主義を身をもって体験している。第3に、著者は国際法の専門家でもあり、外務省退職後、長年に亘り国際法の著作を発表したり、教鞭をとったりしている。したがって、最終的に真珠湾攻撃につながった日米論争の法的側面を評価することができる。これらの特質に加えて、日米の公文書に関する長年に亘る自身の研究や真珠湾をめぐるドラマに直接間接に関与した役人や軍人へのインタビューも行っている。その結果、本書は最新の、信頼性の高い、説得力のある歴史書となっている。―入江昭(ハーバード大学) 本書に寄せた序文より

最近チェックした商品