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基本説明
本セットでは、イギリスにおける報道検閲の歴史的資料を、活字を組み直して全4巻にまとめ、ご提供いたします。140年間にものされた約500点のテクストを、エリザベス朝時代の星室庁による苛烈な布告から、言論の自由という原理を大きく前進させた「ケイトー書簡」まで、表現の自由についての賛否両論の言説を収録しています。
17世紀における活発な議論にも関わらず、言論の自由について論じた当時の資料は、これまで現代の研究者にとって極めて入手が難しいものとされてきました。本書に含まれる一次資料は、印刷された法令、王令、法廷文書、書籍、小冊子、新聞、草稿、書簡など多岐にわたります。実際の資料に触れることによって、言論をめぐる抽象的な意見や理論を越えて、当時の報道検閲の実態についての具体的な理解が可能となるでしょう。総合序文、各巻別の序文、頭注、末注を付し、最終巻には総合索引を収録することで、研究への有用性を高めています。
近代初期、または報道、出版、政治、検閲の歴史について研究する際に必須の資料として、本書をおすすめいたします。
Full Description
Helps scholars to examine historical press censorship in England. This title draws together around 500 texts, reaching across 140 years from the rigours of the Elizabethan Star Chamber Decree to the publication of "Cato's Letters", which famously advanced principles of free speech.
Contents
Volume 1 Background, 1557-1579, 1580-1639, Volume 2 1640-1660, Volume 3 1660-1695, Volume 4 1696-1720