内容説明
遠い昔の史料をめくって、いまのわたしに何がわかるんだろう?モンゴル・中国・イランを駆けた暦、東大寺の僧が書いた手紙、大正時代に作られた健康保険法。読んでいるものがまるで違う三人の歴史学者が、歴史について語り合ってみた。「誰かのための歴史」というジレンマ。「他者」をつくるための歴史学。あなたはどの分野でAIに勝ちたいですか?聞いているうちに、目の前の世界がちょっとだけ「ジブンごと」になってくる。鼎談&インタビュー集 第3弾!
目次
第1部 モンゴル帝国を旅する歴史学者(将門大好き!日本史少年;浪人、理転、留年宣告;やっぱり歴史がやりたい ほか)
第2部 中世と近代を往還する日本史家(ルパンとホームズに夢中!;エンタメと世界史がつながりだした;偶然呼び止められる(その1・その2) ほか)
第3部 三人の歴史学者が歴史について語り合ってみた(財務省出身の若手思想史家;「シロアリ」としての帝国;グローバル・ヒストリーを考える;政策現場のリアリティー;AIは血を流さない―自分のための歴史学;二刀流が切り拓く道;鼎談を振り返って)
著者等紹介
諌早庸一[イサハヤヨウイチ]
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター特任准教授。2011年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学、2015年博士(学術)。文化交流や気候変動の観点から、モンゴル帝国の歴史を研究している。博士課程在学中にテヘラン大学に留学し、博士号取得後はヘブライ大学にてプロジェクト研究員となる
佐藤雄基[サトウユウキ]
立教大学文学部史学科日本史学専修教授。2011年東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻博士課程修了、博士(文学)。日本中世社会における法や裁判について研究するとともに、近代~現在における日本中世史をめぐる歴史叙述や人々の動き(史学史)を探究している
南藤優明[ナンドウマサアキ]
東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程、(株)野村総合研究所社会システムコンサルティング部シニアコンサルタント。大阪府生。2019年東京大学教養学部卒業、同年財務省入省。厚生労働省(出向)、(株)リタリコ経営企画部マネージャーを経て現職。専門は近現代日本政治思想史。博士課程では、特に、大正期日本における都市計画の政治思想史について研究中。並行して、公共領域のコンサルタントとして、都市政策や大学政策を中心に、官公庁や自治体への政策企画支援に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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