気がつけば認知症介護の沼にいた。

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気がつけば認知症介護の沼にいた。

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  • サイズ 46判/ページ数 340p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784991299704
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

気がつけば○○シリーズ第2弾は「認知症介護」の世界!
30代推し活ヲトメが「2040年問題」と対峙する!!

きっかけは、認知症介護のグループホームの職員たちが、祖父を看取ってくれたことだった。

オタク歴20年、社会人歴10年。
「推し=人生」と豪語する推し活ヲトメが、
「認知症介護」の世界に迷い込む……。

入職初日にキノコさん(施設利用者)から手渡しでプレゼントされたものは、
ゴルフボール大の便=U・N・CHIだった――――!!!!!!!!

昭和一桁生まれのガンコジジイによる軍歌リサイタルで耳に異変、90歳ハイソレディからの強烈ビンタ、「易怒性(いどせい)」強めな激おこ淑女からの口内食物噴射、80代のおじいちゃんの口説き文句で乙女心強奪、病院内で「売春婦!梅毒!」と叫びまくるおばあちゃん、よりによってお餅を差し入れしてくる迷惑家族、老人同士の殴り合い!リアルファイトクラブ勃発、圧しツヨ上司からの秘儀「労災封じ」、センサーと身体拘束と虐待問題、労働基準監督署に駆け込むと脅すハラスメントなモンスター新人、深夜のお看取り一部始終、夜勤明けの缶ビールと汁なし担々麺、食べられなくなっていく利用者と食べることが大好きな自分の狭間で感じたこと、優しく支えてくれた利用者さんとの別れ……etc.

夜勤中に起きた大事件!
「バカ女、殺す」「包丁で首切って殺す」「殺す!」
まさに介護の現場は命がけ!?

認知症介護の世界でよくいわれる「その人に合った介護を提供できていない」とはどういうことなのか? 〝超〟が付くほど真面目で感情移入しがちな性分の著者は、バラエティーが豊かすぎる施設の面々との戦いの日々に身も心もズタボロに……。
とはいえ、どんなに辛くとも、推し(乙女ゲーのキャラクター)は私に「愛している」と言ってくれる……。だから大丈夫。家に帰れば、いくらでも彼に会える……そうやって自分を鼓舞し続ける日々が、少しずつ彼女の意識を変えていく――。

「いつでも辞めたい、でもなんだかんだそこそこ楽しい」
「人生のラストステージを任される仕事」
「毎日がラスボス戦(だから経験値もいーっぱいもらえるよ)」

各メディアでも取り上げられることが多くなってきている認知症介護の現場を、批判でも暴露でもなく、人生の先輩たちへのリスペクトと愛をもって丁寧に綴りきった、まさに〝笑いあり涙あり〟の人間ドラマノンフィクション!

コミュ障で奥手だった著者が、認知症介護と向き合うことで、〝図々しさ〟に近い生きる力を身につけていく……。この現象を「沼(ゲームやアニメなどの作品にどっぷり〝ハマって〟しまう様子)」と呼ばずして何と呼ぶ!?

ドラッグロック、ボディチェック、経腸栄養剤、ムース食、陰洗ボトル、尿取りパット、リハビリパンツ、下顎呼吸……etc.認知症介護業界の専門用語もしっかり解説しています。

目次

プロローグ 認知症になった祖父
第1章 しんどい
第2章 布教
第3章 地雷
第4章 推しごと
エピローグ 2040年問題のその先は
あとがき 介護記録を残そう

著者等紹介

畑江ちか子[ハタエチカコ]
1990年神奈川県生まれ。高校卒業後、事務職に就く。認知症グループホームで看取りをしてもらった祖父との別れをきっかけに、介護職へ転身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-bo

75
気がつけば〇〇シリーズの第2弾。認知症介護のグループホームの職員たちが、祖父を看取ってくれたことをきっかけに、認知症介護の世界に入った30代の推し活ヲタク女子。批判でも暴露でもなく、人生の先輩たちへのリスペクトと愛をもって丁寧に綴りきったまさに〝笑いあり涙あり〟の人間ドラマノンフィクション!このシリーズはお仕事日記シリーズを流行らせた三五館シンシャに比べて作者が若め。そして現在までに刊行済み3巻共女性が著者。シリーズは続くのかな?2024/09/21

チーママ

60
母もデイのお世話になっていたり、私だっていつか行く道なのに。辛い話ではないようにとドキドキしながら読みはじめた。けれど、なんだろうこの爽快感とホッコリした気持ち。グループホームで働くオタク女子の、本音をビシバシ交えた笑いあり涙ありの痛快な話にぐいぐい引き込まれ、お別れの場面では堪えきれずに号泣。まだまだ修行が必要だけど、ヒメコさんのような入居者になってあんな最後を迎えられたらと思った。オムツがどっさり入ったゴミ袋の重みにみんなの元気を確認できて嬉しいと思うちか子さん。入居者はみんなあなたに感謝してるはず。2024/10/09

れっつ

37
泣ける…!そしてひたすら、作者始めスタッフの方々に感謝したい気持ちでいっぱいになった。30代独身の作者が、認知症患者9名の介護をするグループホームでの出来事や介護の現実を、細やかに記録し、面白く読ませる工夫を凝らした本書。24時間体制の介護現場に於けるプロの仕事の高度なスキルとその過酷さがひしひしと伝わる。同時にその仕事内容を具に知ることができて良かった。加えて作者が利用者に尊厳と愛を以て接し、1人1人をよく見ているところに尊敬の念を抱く。超高齢化社会へとまっしぐらな現代、今読むべき1冊だと思う。2023/11/20

marumo

17
オロオロしたりヘロヘロしたり、お仕事体験談本がたくさん出てますね。この「気がつけば◯◯シリーズ」も新興勢力。文章がイキイキとして、オタク女子っぽい人柄が滲み出ていて面白かった。私の親も特養に居て、スタッフさん達のことを「あの人たちは仕事だから」と感謝もあまりしていなかったかも。でも、当たり前だけど仕事だって嫌なことは嫌よね。私だって理不尽を主張する高齢男性客に殺意を持ったことは数え切れないのよ。まして介護現場となればね。改めて感謝です。そしてお爺さん2人のリアルファイトクラブの顛末、最高。勉強になったわ。2024/02/16

さなこ

13
不満や思うところはあれど、基本的にはとても真面目で良い人であることが滲み出ているノンフィクション。そして介護業界って働く人の真面目や優しさに寄りかかっているところも確か。「仕事が常にある」と言っても低賃金の優しさ頼みでは…と感じますが、この本は仕事への不平不満はあれどそういった問題提起ではなく、自身の仕事として介護をまっすぐに捉えており読みやすかったです。施設形態や虐待防止など介護施設における視点も分かりやすいのではないでしょうか。でもこのままだといつ介護制度が崩壊してもおかしくないですよね…。2025/01/02

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