内容説明
この本でいう「対話」とは?実際の医療現場では、医師が患者さんに一方通行的に助言や知識を与えようとする「頭」と「頭」のやりとりが普通です。本書では、頭でわかっていても「心」がついていかない患者さんに共感し、「心」と「心」で一緒に治癒の道を探っていこうとする受容的態度でもって、患者さんの自律を促すものなのです。
目次
第1章 どうしていつまでも治らないの?―最初に知っておいてほしいこと(睡眠に始まり、睡眠に終わる;ストレスで病気になりやすい人、なりにくい人;「気」を気にすること;「水」をめぐる大いなる誤解)
第2章 ようこそDr.笠木の診察室へ―症状別・病名別原因と回復のヒント(頭痛―医学的説明・心理的要因・回復へのアドバイス―薬物、「〓血」、「水毒」も原因に;めまい―医学的説明・心理的要因・回復へのアドバイス―無意識のうちに自己犠牲的精神;耳鳴り―医学的説明・心理的要因・回復へのアドバイス―喉の渇きを伴えば、心理的原因も ほか)
第3章 答えは患者のなかにある!―病気から抜け出すための思考とツール(病気の原因となる「自分ルール」を理解する;「感情日記」のススメ。自分ルールを書き換えよう)
著者等紹介
笠木伸平[カサギシンペイ]
医学博士・内科医。西洋医学に東洋医学、栄養学、心理学等を組み合わせた医療を提供。神戸大学大学院医学系研究博士課程修了。2011年から3年間、米国国立衛生研究所に特別研究員として在籍。帰国後は神戸大学医学部付属病院検査部副部長を務める。2018年~2023年、みなと元町内科クリニック院長(神戸)。2023年より笠木ウェルネスクリニック院長(京都)として研究の傍ら、予約制で診療も行う。大学時代からヨットを始め、東京オリンピック2020では、神奈川県藤沢市にてセーリング部門の競技役員を務める。兵庫県芦屋市出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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