内容説明
「歩きながら、電車の中で、道端で、湧き上がる言葉を拾い上げた。何もかもが変わっていくような予感だけがあったが、現実的にはまだその前夜といったところで、身動きが取れないまま予感を感じ続けるような、もどかしい時間を過ごしていた。新しい世界はすぐそこにあり、放りこまれてみたい。とことん無防備になってみたい、というじりじりした気持ちは、そのまま言葉に転写されていった。」
目次
箱舟
世界に放りこまれた
CO2削減
村娘A
ywnlm #1
最高のもの
剥き身クラブメドレー
ほんたうのさいはひとは
犬ぞり極夜行
NGC1947
ywnlm #2
miracle/chance
無限果樹園
Re:NGC1947
ふたつがつながるとき
ywnlm #3
L.Y.L
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mika
3
きづいたら泣いていた2023/02/13
はるな
3
タイトルに惹かれて。生きていくことを、その一歩を踏み出すことを、そっと応援してくれるような詩が多かった。やさしい言葉たちに読んでこころがほぐされていくようでした。「犬ぞり極夜行」「ywnlm」が好き。2022/12/12
みそ
1
短い言葉がきらきら光ってみえるのはなぜだろう。2024/01/19
r
1
何度も思い出すような詩に出会う。何度も思い出したい。2023/02/04
はーさん
1
私にとってのほんたうのさいはひは夜にお茶を飲みながら読書をすること、音楽を聴くこと。2023/01/28