内容説明
爆音映画祭プロデューサー、映画の製作・配給・宣伝、レコードやライヴの企画・制作、書籍の出版など、中心を欠いた活動を続ける「boid」の社長でもある映画批評家・樋口泰人。コロナ禍での経済的打撃や友人たちの死、そして自身の病といった苦境の中で聞こえない声に耳を澄まし見えない何かに目を凝らし、いるはずのない何かとともに新たな「生」を生み出し続けた3年の記録。
目次
2021年
2022年
2023年
著者等紹介
樋口泰人[ヒグチヤスヒト]
1957年生まれ。映画批評家、爆音映画祭プロデューサー。1980年代から雑誌媒体を中心に映画評・音楽評の執筆を開始。雑誌「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン」編集委員を経て、1998年にビデオ、書籍、CDなどを製作・発売するレーベル「boid」を設立。2004年から東京の映画館・吉祥寺バウスシアターで、音楽用のライヴ音響システムを使用する爆音上映シリーズを企画。現在は、2008年からスタートした「爆音映画祭」を全国的に展開中。2014年にWEBマガジン「boidマガジン」を創刊。また2020年から、より小さな動きと声を伝える新レーベル「Voicc of Ghost」を自社内に立ち上げ、映画作品の製作・配給・宣伝・配信、音楽メディアやライヴの企画・制作なとも手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hahaha
1
爆音上映や出版などを仕掛けるboidの樋口さんの日記。体の不調を訴えたり、寝坊したことを嘆いたり、時間を間違ったり、そんな事を延々と書いていて、でも時折入る映画や音楽の感想は面白い。例えばあるアルバムを聞いた際は「デジタルでは絶対に消されてしまうはずの高音のシャリシャリと少しひずんだ感じが何とも言えず。それはレコードの傷み/痛みで」みたいな感じ。インディージョーンズの最新作の列車のアクションも、「人間が演じている感触が伝わってこない」と、実感の薄さ、現実感のなさを指摘する。病気をしてからは興味深く読んだ。2025/11/16
takao
0
ふむ2025/11/10
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- 和書
- 二玄社版日本書道辞典




