内容説明
鹿を撃ち、岩魚を釣り、今宵もタープを張って焚き火をみつめる―。自給自足を旨として山野を跋渉する“サバイバル登山家”は現代文明のしがらみから遠く離れ焚き火を前に何を想うか。「登ること」、「狩ること」を通して浮かび上がる、ありふれた日常のうちにある「生きること」。
目次
第1章 ケモノを狩る(動物のいのちと登山者のいのち;梅棹忠夫・山と探検文学賞、受賞の裏側1 ほか)
第2章 山に登る(若者よ、「山に登れ」という大人に気をつけろ;登山の自由とはなにか ほか)
第3章 肉体に向き合う(登山者のアスリートレベルは低いのか?;サイドブレーキが掛かったまま登ってませんか? ほか)
第4章 サバイバルを表現する(蔵出し『サバイバル登山家』メイキング話;突っ込みどころ満載の「サバイバル」について ほか)
第5章 現代に生きる(現代に生きながら「現代は便利になりすぎた」と批判するのは難しい;薪ストーブの薪のことを考えると、自分で自分を追いつめてしまう ほか)
著者等紹介
服部文祥[ハットリブンショウ]
登山家、作家、山岳雑誌『岳人』編集部員。1969年横浜生まれ。1994年東京都立大学フランス文学科とワンダーフォーゲル部卒。1996年カラコルム・K2登頂、1997年から冬の北アルプス黒部横断をおこない、黒部別山や剱岳東面、薬師岳東面に初登攀ルートがある。1999年から食料を現地調達するサバイバル登山を開始し、2005年からは狩猟もはじめる。現在は生活拠点を山の廃村の古民家に移しつつある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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