感想・レビュー
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山猫
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現代の矢立・野筆セットの字筆を「絵筆」と勘違いしたところから始まる「石丸画伯」の水墨画付きエッセイ。 「わからない」シリーズに比べると難物でした。結構みっちり字が詰まってます。「池塘」というと漢文の時間の「影を逆しまにして池塘に入る」ってくだりを思い出しますが、我が国では湿地帯にある「餓鬼の田」のお友達みたいなアレのことなんですね。あんまりその手の山に行ったことがないもので(恥)。「白樺」評に関してはもう、鞭打ち症になるんじゃないかってくらい頷いてしまいました。 山をやる人、絵を描く人両方にお勧めの一冊。2024/10/05