感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
後藤良平
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岩手日報に10年以上も連載されていた「いわての風」の記事が中心。購読はしてないが、どこかで目にする機会があったはずだが、気がつかず残念。山地酪農の概要を、この本で初めて知った。自家草100%飼料、木を伐採し、シバを植え、野生の牛に近い育て方をする酪農方式には、開拓段階で20〜30年かかるという。牧草と野草を牛に食べさせ、母乳育をする。徹底的に自然の力を利用する、これこそが真のSDGsだ。しかし、軌道に乗る(今は乗っていると思い込んでいるが)のに30年とは、吉塚さんでなければ不可能かも。年間No.135購入2022/12/24