内容説明
「新生」は社会的生の死と引き換えに、彼がそこから生まれたあの書物の世界へと再びネルヴァルを送り返す。
目次
序論 ファンタスムから自伝へ
第1章 ファンタスムとエクリチュール(エクリチュールの源泉(「花」と「星」)
エクリチュールの誓い
「母」(喪の病について)
ナルシシスム
ファンタスムとしてのエクリチュール/記念碑としてのエクリチュール
記憶とエクリチュール)
第2章 エクリチュールのシナリオ(詩人の城;詩人の養成(恋と読書)
失われた文字/手紙
円環の時間
新生の計画「シルヴィ」)
第3章 ネルヴァルの新生(黒い太陽;廃嫡者(新生の赤いエクリチュール)
断絶
「作品」に向けて
執筆の動機について)
第4章 『オーレリア』1 構成の問題(フィクションとしての作者;断絶;分身について;フェルマンの意見;自伝的エクリチュール(分離―回収され得ない「わたし」)
レエクリチュール
体験の一般化
イロニー)
第5章 『オーレリア』2 記念碑としての「メモラブル」(最後の行程;「作品」の遺贈としての「メモラブル」;「メモラブル」読解のための三つの記号;総括(最後の行程)
ムネモシュネーへの祈り
作家の死)
著者等紹介
原宏之[ハラヒロユキ]
1969‐2021。学者・教育者(哲学)。ポンピドゥー・センター付属研究所客員研究員、明治学院大学教養教育センター教授、東京大学教養学部非常勤講師、早稲田大学教育学部及び文化構想学部非常勤講師等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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