内容説明
かつてない速度でわが国を覆う少子化現象。若者たちはそれほどに倦み、諦めてしまっているのか。日本を消滅させるわけにはいかないとの意思のもと、行政の「人ごと感」を叱咤し、財源論に鮮やかな決着をつけ、過去から現在、さらに未来へ続く希望を語る。傘寿を越えた著者が知見を総動員し、明確に当事者として説いた渾身の少子化対策論。
目次
第1部 没落途上の日本(少子化を克服する;財政問題と貨幣;老化・劣化・沈下する日本)
第2部 日本社会のアイデンティティ(日本人の幸福の体験;農山村の文化的役割のレビュー)
第3部 希望ある未来へ(志、そして執念の力―この子らのために;世界に愛される日本たれ)
著者等紹介
針貝武紀[ハリカイタケノリ]
1940年生まれ。宮崎県出身。九州大学工学部土木工学科専攻(修士)。建設省職員、(一社)海外建設協会、コンサルタント企業等を経て現在執筆活動中。ライフワークは、幼少年期の自分の体験に照らして幼子の望ましい生育環境とはどのようなものかを探求すること(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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