内容説明
舞台は1995年、主人公は受験を控えた中学三年生。読書に夢中の少女はくり返し図書館へと出かける。ジブリアニメ『耳をすませば』の2つの翻案小説「憧れの世界」「私、高校には行かない。」のほか、「“青春懴悔の記”いかにファンでなかったか?」、「小説家、ジブリを書こうとする―「失敗から始める」翻案への道」を収録。
著者等紹介
青木淳悟[アオキジュンゴ]
1979年埼玉県生まれ。2003年「四十日と四十夜のメルヘン」で新潮新人賞を受賞。2005年、同作と「クレーターのほとりで」を収めた『四十日と四十夜のメルヘン』で野間文芸新人賞を受賞。2012年『私のいない高校』で三島由紀夫賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えりまき
13
2025(86)ジブリファンの青木さんによる「耳をすませば」の翻案小説とエッセイ。ジブリ愛が伝わってきました。「翻案」は初めてだけど、楽しい~!もっともっと読みたいです。 2025/04/10
そうたそ
12
★★☆☆☆ 「耳をすませば」の翻案小説二作を収める作品集。翻案小説という言葉自体、まともに耳にするのは黒岩涙香以来では、と思ってしまうほどの珍しさがある。なぜ今会えてジブリ作品の翻案小説に取り組もうとしたのか、というとこほも含めて書かれており、小説以外にも読みどころはある。むしろ、小説そのものは至って普通の青春小説であり、翻案小説ならではの面白味はよほど「耳をすませば」が好きでなければ分からないかも。そのため、一番面白いのは妙に自省的な自作解説だったりする。2025/03/15
kokotwin
0
「耳をすませば」を見たことがなかったので、こういうものかと楽しめた。シナオリがあるって大変だなぁ2025/04/04
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