内容説明
近所で見かけた看板の言葉をきっかけに本当の言葉探しをはじめた「私」は町を歩き、弘法大師と高野山から、『オズの魔法使い』、松任谷由実のドキュメンタリー番組、『西遊記』など何かを求める旅の物語に思いを馳せるうちに、半導体エンジニアの職へと導かれた出会いの記憶へと至って…。訪ねた土地で芋づる式に記憶を蘇らせていく至福。
目次
第1章 半径1km圏内の言葉
第2章 弘法大師のご利益か
第3章 繰り返しの効能
第4章 先人は遅れてくる
著者等紹介
友田とん[トモダトン]
作家・編集者。ナンセンスな問いを立て日常や文学に可笑しさを見つける文章を書く。出版社・代わりに読む人代表。京都市出身、博士(理学)。2018年に刊行した自主制作書籍『『百年の孤独』を代わりに読む』をたずさえ全国を行商し、本屋さんへ営業したのをきっかけに、ひとり出版社・代わりに読む人を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫羊
18
シリーズ3作目。ページも1作目の倍になり、エピソードのスケールも格段に広がり読み応え満点だった。著者と心温まる交流を続けた大野さんが素晴らしい。2024/11/02
ぐっち
14
パリのガイドブック3巻目。「電子立国日本」の事を書いたブログからの大野稔さんとのやり取りが素敵でした。2024/11/30
コンチャン
10
パリのガイドブックを見ながら東京の町を歩くという一見よく分からない発想ながら、そこから展開するエッセイが面白い。過去作もあるみたいなので、そちらも読んでみたいですね。2024/04/21
アシ原
4
3巻目もおもしろい。なんていうか知人とのふいに始めた思いもしなかった会話が続いてる感じ。たのしい方の。2024/04/06
ふじ
2
シリーズものだけれど、3から読んでもいいという情報をありがたく受け入れて初読。著者の思考の流れに身を委ねていると、ぐるぐると面白みに包まれていく。でも、1回読むだけではこの興味深さを上手に言葉にできない。時間をあけてまた読み直したい。2024/04/11
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