感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
18
「ドーナツの穴」とはそもそも何なのか。いつから穴はあるのか。何をもってドーナツの穴と呼んでいるのか。というかドーナツに穴って存在するの?…と、ドーナツの穴に関する疑問等を研究して論じた本。しかも驚くほど大真面目。歴史から経済、数字、哲学等々あらゆる面から「ドーナツの穴」について大真面目に研究し尽くされていた。もうこの域に辿り着くには好奇心の暴走しかないと思う。あとドーナツ愛。冷やかし程度で手に取った本だったけれど不覚にも研究者たちのドーナツの穴熱が強く、ついつい大真面目に読んでしまった。ドーナツ食べたい。2019/03/29
スイ
17
面白かった! ドーナツの穴とは何なんだ、という問題を、様々な分野の探求者たちが考える本。 言語学、哲学、数学、物質文化論などなど、色々な角度から見るドーナツの穴がとても面白かったし、テーマが同じことで、それぞれの学問はどんなことを考え、どんな風にアプローチするものなのかを知ることができる。 一冊で二度美味しい。 はードーナツ食べたーい!2020/07/14
yyrn
12
ドーナッツに空いている穴にどんな意味があるのか?について、面白可笑しく、時には真面目に、様々な分野の専門家が自分の領域を踏まえて自由に書いている本。色々なうんちくにふんふんとうなずきながら読みつつ一番腑に落ちたのは、150年ほど前のドーナッツには穴が空いておらず、そのため中央部分が生煮えで美味しくないと思った子どもが生地に穴を開けて母親に油で揚げてもらったのが始まりだというエピソードで、ちなみに、それはオレだ!と主張していたアメリカ人がいたというところ(笑)。2018/03/01
Saku
8
ドーナツの穴について、いろいろな学問の観点から考察した本。こういうバカバカしいことを本気で考えてるのが好き。輪と穴の違いとか改めて考えてみるとなるほど興味深い。2020/11/28
k.ichihara
4
司書さんに勧められて読了。ドーナツの穴について、歴史学、経済学、コミュニケーション学、位相幾何学、哲学など様々な分野から考察している。個人的には位相幾何的な理解が面白かった。進路未決定の高校生が、自分の興味の湧く分野を探すのに読むと良さそう。2018/07/16
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