感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
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大学生から小学生までの五人の孫たちへの手紙の形で、キリストの福音を綴った一冊である。聖書の記述を忠実に解釈する姿勢や、キリストの福音(グッド・ニュース)の大切さを重要視する著者の立場は、エヴァンジェリカルに近いと思われるし、また「規制や慣習の下で運営されている」教会組織に批判的であるという意味では、ブレザレンの影響を思わせる内容である。愛する孫たちへの手紙であるなら、もっと著者の主観的な強い思いを表出されてもよいように思うが、あくまで「聖書」を尊重し、謙虚な姿勢での語り口は、著者のお人柄のなせる業だろう。2019/09/03