内容説明
紀藤正樹著『マインド・コントロール』の問題点を明確に指摘。初版と決定版の比較から見えてくる欺瞞とは?「救済新法」の問題点や宗教社会学の古典的名著と言われるアイリーン・バーカー博士著『ムーニーの成り立ち―洗脳か選択か?』を詳しく解説。科学的な手法による新宗教研究の知見により、「マインド・コントロール」言説を論破。
目次
第1章 “救済新法”に紛れ込んだ「マインド・コントロール」言説(「救済新法」の立法趣旨は旧統一教会を狙い撃ちすること;「マインド・コントロール」をめぐる与野党の政治的駆け引き ほか)
第2章 紀藤弁護士の『マインド・コントロール』を読む(初版から不都合な箇所を削除しただけの「決定版」;中島知子さんの「洗脳騒動」に便乗して書かれた本だった ほか)
第3章 「青春を返せ」裁判と拉致監禁・強制改宗の関係(「反カルト」の国際会議で日本における強制改宗を訴える;国際会議で紀藤正樹氏・鈴木エイト氏らと論戦 ほか)
第4章 『ムーニーの成り立ち:洗脳か選択か?』を読む(謝辞;序文 ほか)