感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
45
おじいちゃんが孫に語るからでしょうか、かざりがなくわかりやすい説明です。だからこそ戦争の残酷さが伝わります。命がけで戦い帰国し、もらったお金がみかん10盛分だった…もちろん辛かったでしょう。同時に軽く書かれている「土人を追っ払って住んだ」というおじいちゃんの言葉に悲しくなりました。戦争は普通の人をためらいなく暴力がふるえる者にしてしまうんだなあ…。2023/03/28
nnpusnsn1945
41
八木湧太郎君の祖父八木進氏は、大正9年生まれ。昭和14年トヨタ自動車に就職した。昭和17年に各務原の陸軍第1航空隊・気象隊に入営。暗号を駆使した無線で気象情報をパイロット(特攻隊も含む)に教えていた。昭和20年1月、ルソン島リンガエン湾にて米軍が上陸、中隊150名はクラーク飛行場から撤退し北の山へ逃げた。糧秣を前線に補給する任務をし、3月13日にバリテ峠(ルソン島戦では有名なバレテ峠)を800人で守備する第4野戦補充隊に所属し、米軍を重機関銃(九ニ式だろうか)で攻撃した。2023/06/12
どあら
15
図書館で借りて読了。戦争体験者のおじいちゃんからお話を聞いて、孫の湧太郎くんが夏休みの自由研究としてまとめたものです。ページ数は少ないのですぐに読めます。食糧難で、おじいちゃんが色々な生き物を捕まえて食べた絵のページはちょっと…(^^;2016/07/25
ほしくま
3
名古屋の書店で平積みしてあったのを購入、これは当たりでした。八木くんがおじいちゃんに自由研究で戦争の話を聞き、まとめたもの。おじいちゃんと孫の会話なので、とってもわかりやすい。八木君の率直な感想もいい。巻末に裏付けになるような資料をまとめてくれているのもいい。地元の出版社で発行しているもののようなので、手に入りにくいのはもったいないなぁ。2016/08/17
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