出版社内容情報
台湾独立書店文化協会[タイワンドクリツショテンブンカキョウカイ]
著・文・その他/編集
郭雅暉[カクマサキ]
翻訳
永井一広[ナガイカズヒロ]
翻訳
内容説明
書店と社会は、相互に影響し合いながら変化していく。一九〇〇年代から二〇〇〇年代まで。各年代の代表的な書店から描く台湾文化の百年史。
目次
第1篇 日本統治時代の書店(近代的書店の黎明期(~一九一〇年代)
文化協会時代(一九二〇年代) ほか)
第2篇 言論統制の時代(百万民族大移動の哀歌(一九四〇年代)
ゆっくり歩き出す時代(一九五〇年代) ほか)
第3篇 書籍業界が飛躍する時代(書籍業界の盛んな年代(一九七〇年代)
百花繚乱の日々(一九七〇年代) ほか)
第4篇 独立の声(独立書店の芽生え(一九八〇年代)
自分の声を上げる時代(一九九〇年代) ほか)
第5篇 書店における転換期(インターネット時代の到来(二〇〇〇年代)
独立書店の新生(二〇〇〇年代) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
63
台湾も独立書店経営大変らしい(AMAZONはない、独自ネット書店がある) 誠品書店も元々は素敵に文化の香りがする伝説の独立書店だったそうです。チェーン化した現在も素敵ですけれど 僻地の、農業型書店、が面白いな。本と農作物の物々交換から地元作物販売兼業へ2023/02/06
朗読者
19
台湾の出版社と書店のここ1世紀の歩みを、約60社の書店経営者による分筆で取りまとめたもの。数えずに読んでいたが8割方の出版社と書店はすでに倒産していて、市民の本離れの深刻さを痛感した。政治や戦争に受けた影響も面白かったが、一念発起で書店を開いた方の話はもっと面白かった。2024/05/22