目次
第一部 自分の時間を生きる(こどもたちのためのカフェ;ファンタジーの森)
第二部 いのちのありようから学ぶ(植物が育つようにお店をつくる;種の話;土の話;いのちをいかし合う組織;いのちはどのような形をしているか)
第三部 大きなシステムをひっくり返す(友愛の経済、友愛の金融;一つ一つのいのちの形をしたまち;もう一つの道)
著者等紹介
影山知明[カゲヤマトモアキ]
1973年東京、西国分寺生まれ。大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー社を経て、独立系ベンチャーキャピタルの創業に参画。その後、株式会社フェスティナレンテとして独立。2008年、生家を建て替え、多世代型シェアハウス「マージュ西国分寺」を開設。1階には、こどもたちのためのカフェ「クルミドコーヒー」を開業。2017年には、2店舗目となる「胡桃堂喫茶店をオープンさせた。店を拠点として、まちの仲間と共に、クルミド出版、胡桃堂書店、クルミド大学、クルミド/胡桃堂の朝モヤ、地域通貨ぶんじ、ぶんじ寮等を事業化。開かれた場づくりから、一つ一つのいのちが大切にされる社会づくりに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yoshichiha
2
リザルトパラダイムとプロセスパラダイムのような対立する構造を単純な二項対立としてどちらかに立つとするだけではなく、楕円の軌道の焦点のように捉えてその周りをどうまわっていくか、というものの見方をするというのは、単純に二項対立のどちらかに偏るのではなく、また単純な「バランス」という言葉で片付けるのでもない、違った視点のように感じて面白かった。仕事でも、経済的利益と現場の質みたいなものをトレードオフとして捉えがちだが、そうではないものの見方を大事にしたい。 2025/05/21
じーも@この度本屋さんとかを開きました
2
壮大、かつ繊細。本に対する愛情も感じる。少しずつでも、また読み返したい。2025/01/28
tetekoguma
1
気づかぬうちに飲み込まれてしまっている色々な仕組みを改めて問い直す、クルミドコーヒーの影山さんの著作。同年代で近くで育ったということもあり親近感を持っています。(今年の1月にはクルミドコーヒーに行くこともできました。)資本主義や目的思考に気づかぬうちに飲み込まれていて違和感があるんだけどどうすればいいのか・・・影山さんのように自分の頭で考え、国分寺のカフェという小さな試みから学んでもいいかも知れません。2025/06/29
伊東 和哉
0
この本はバイブルにしたいくらい感銘を受けた本。 これから人が生きていく中で、人とどんな繋がりを持つべきか、心の大切さや哲学を学ぶことが出来る。 これだけの心を持っている著者に憧れの気持ちを持つ。 これからの社会はプロセスパラダイムが大切だと思う。2025/04/26