感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s_s
7
絵本であり、同時に銅版画で28枚の絵を表現した版画集でもある。表紙だけ見ても分かるように、湖面を照らす幻想的な月明りなど、他には類を見ない色彩表現が魅力的であり、特に本文2枚目にあたる一面の深みがかった青色には読者の誰もが必然として息をのむであろう。寒色に限らず、単なる着色ではない迫力と温もりを伴う完成度。この静謐な世界の色彩だけではなく、現世と常世を行き交うストーリーにも着目して語りたいところであるが、”みづき”の物語は是非とも自身で体感してもらいたいものである。。2023/04/24
Yuko
5
浅草で開催された<Book Market 2024>に行ってきました すごい熱気💕それぞれの出版社の方々と直接本についてお話しできてとても楽しかったです。今年初出店だったクルミド出版からの美しい一冊。 ”全編<銅版画>(多色刷り)による絵本です。銅版画ならではの表現技法が、見えるものも見えないものも写し取り、時空を超えたような不思議な感覚へと読者を誘います。みづきと、しろうさぎのクーモと、ムクゲの花と。愛するもの ──「いちばんのなかよし」を失った者たちから贈られる、めぐるいのちへの希望の物語。” 2024/07/21
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