感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
8
エベレストの初登頂を果たしたイギリス隊を率いたジョン・ハント隊長による登頂記です。 人材集めやキャンプ設営問題、資材の荷揚げ計画、酸素補給機の選定など登頂に向けた準備について多くのページが割かれており興味深い内容でした。2016/10/09
OZAC
6
先に第一回~第三回の遠征隊の話を読んでいたので、口絵のカラー写真を見ただけでも込みあげてくるものがあった。1921年から本格的に始まったエヴェレスト登頂への挑戦は、およそ30年の時を経て、ようやく達成されたのだ。本書を読んで改めて感じたのは、登頂を成功させるためには、事前準備がすべてといっていいということ。2019/10/26
かりめろ
0
一人の死者も出さずに登頂を成功させたジョン・ハント隊長がおごることなく、多くのシェルパや、下着のネーム付けをしてくれた女性に至るまで名前を挙げて感謝している謙虚さがすがすがしい。自分たちの食料より、前年に登頂に失敗したスイス隊が残していったチーズや蜂蜜が一番おいしかったとか、クスッとしてしまうこぼれ話も随所にあって、楽しく読めた。 ヒラリーやテンジンもかっこいいけれど、サポートに回った隊員にハートをわしづかみにされるようなすてきな男性がいて、久しぶりに萌えました(笑)。 2016/11/23