内容説明
明治45年3月、日本海に面する寒村の浜に巨大クジラが漂着した。時代の荒波に翻弄され疲弊してゆく村で、学校を守ろうと初一念を貫く啓次郎。実在した人物と実話をもとに、リーダーの見識と勇気を描く、堂々たる長編小説。文芸たかだ「第21回同人賞」受賞作!
著者等紹介
小林甚三[コバヤシジンゾウ]
1941年、東京都葛飾区金町にて出生。1945年、長野市に移住。1959年、長野県長野工業高校電気科卒業。同年日本ステンレス(株)に入社。1962年、国立長岡工業短期大学機械工学科(現長岡高専)入学。1964年に卒業し、日本ステンレスに復職。研究、製造、管理部門を歴任。1991年、住友金属工業と合併後も、一貫してチタンの製造技術の開発、改善に従事。鹿島製鉄所、東京本社勤務を経て2001年、住友金属工業株式会社を退職。退職後新潟県上越市に戻り趣味として郷土史の研究に没頭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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