内容説明
二階堂和美はとまらない。歌手、シンガー・ソングライター。時に僧侶。時に近所のおねえさん。その時その時に信じる道を進みながら歌を歌い続けた二階堂和美が2011年、アルバム『にじみ』をリリース。長く音楽活動の拠点としていた東京から故郷・広島に戻り、『にじみ』にたどり着くまでに発してきた言葉や感じてきたこと。二階堂和美の「いま」をまとめた1冊。
目次
人生はどうにもならんから生きていける
聴いたことがあるような曲をつくりたい
二階堂和美を誰も知らなくても『にじみ』が残るといいな
祝島のおじちゃんおばちゃんたち
死を考えることは、生を考えること
歌はわたしのなんまんだぶつ
歌うたのしみ生きるよろこび
ヒバリ
あらゆるものごとがにじみ合って
私の歌を役に立ててほしい
著者等紹介
二階堂和美[ニカイドウカズミ]
1974年生まれ、広島県出身のシンガー・ソングライター。1997年より音楽活動を本格的にスタートし、現在は広島を拠点に活動中。実家は浄土真宗本願寺派のお寺で、自身も僧籍を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Maumim
1
住職になられた思い、歌に対する思い、家族に対する思い。 宗教って何だろうな、若い年代で宗教の世界にいる人ってどんなことを思っているのかなっていうのはずっと関心があったのだけど、何も特殊なことはなくて、普遍的な願いと思いがあるだけなのだ。2019/06/23
n1985asai
0
ニカさんが紅白に出るのを僕も夢見てる。紅白で歌うニカさんが早く観たいな。2014/02/10
ニッポニア
0
宗教をこんなにもうまく使う人物は、遠藤周作以来だ。2012/10/25
hiropon093
0
今まで二階堂さんのことは、芯と個性が強い人という印象を勝手にもっていた。ただ、文中から何度か、外から動かされている力が大きいという旨の言葉があり大分印象が変わった。芯と個性が強いという印象派は変わらなかった。2012/05/20
ナオコ
0
ところどころで、ハッとさせることばが現れる。ある意味、これがニカさんの法話なのかもしれない。わかっているから、一歩退いたところから押してくれているような。シンプルで素朴で美しい、女っぷりのいい人なのである。CDと本、体裁は違えど主張は同じで、地続きになっている感じ。CD聴いてない人だと、どういう風に感じるのか気になる。2012/04/14