内容説明
数値文化が新しい文化を生み出している!いま数値が大量に捨てられ、大量に拾われている。こうした数値に人々は、どう向き合えばよいのか。その向き合い方は?また、数値には、その背後に「生活の中の数学」(生活数学)が潜んでいる。この数学とは?
目次
第1章 数値文化の諸相―「数値」万世の時代(巷にあふれる数値;「格安」の風はいまも吹いている―ディスカウントショップ現象 ほか)
第2章 数値文化に潜む数学の一例―会社員A氏の行動から(朝起きてから会社に出勤するまでの数学;時刻と時間の区別 ほか)
第3章 問われている「系統性重視」の学校数学(現代版「日用算」のすすめ;子どもを支える親の数学 ほか)
第4章 大量数値の現象に強くなる一歩へ(今を語る統計数値―時系列でないデータの観察;アンケート集計をめぐって―平均と標準偏差の生かし方 ほか)
著者等紹介
岡部進[オカベススム]
1935年神奈川県小田原市生まれ。1959年3月横浜国立大学学芸学部数学科卒。日本大学教授(工学部)、芝浦工業大学工学部特任教授(教職課程担当)を歴任。数学教育史専攻、著書多数。小倉金之助研究で知られる。現在、生活数学ネットワーク代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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