内容説明
爆心地・長崎から彫刻を問う。
目次
１ 近代・モニュメント・戦争
２ この国の彫刻のために
３ 代わりとしてのモニュメント、モニュメントの代わり
４ 図版
著者等紹介
白川昌生［シラカワヨシオ］
１９４８年北九州戸畑生まれ。美術作家。国立デュッセルドルフ美術大学卒業（マイスター）。１９７０年代にフランスおよびドイツで哲学と美術を学ぶ。１９８３年に帰国し、１９９３年に美術活動団体「場所・群馬」を創設
金井直［カナイタダシ］
１９６８年福岡県生まれ。専門はイタリア美術史および近現代彫刻史。信州大学人文学部准教授。１９９９年京都大学博士（文学）学位取得。豊田市美術館学芸員を経て、２００７年より現職
小田原のどか［オダワラノドカ］
１９８５年宮城県仙台市生まれ。美術作家、パブリッシングプロジェクト・トポフィル共同主宰。２０１５年筑波大学博士（芸術学）学位取得。主な受賞として、群馬青年ビエンナーレ２０１５優秀賞、第十二回岡本太郎現代芸術賞入選（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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しゅん
5
国威発揚に力を入れてた北村西望が何故か長崎の平和祈念像の製作者である。いや、ほんと何故なんだ。小田原のどか氏の展示は二回ほど見てたからおおよその知識はあったけど、再確認できて面白い見逃しもあったし、モニュメントの代行性を歴史と共に指摘する金井直氏の文章にも学びがあった。2020/08/25
onepei
2
小田原さんに興味あり2019/09/01
わだ りゅうた
0
やはり芸術と戦争は切っても切り離せない関係にあるなと改めて感じます。なんのために彫刻を立てるのか。モチーフは何か。そこにある意味は何か。作る意義は多角的に見るとあるかと思うが、そこにある経緯を知らなければならない。日本ではよく義務教育の場でアートの教育が足りていないと感じていましたが、美術大学においての不十分な批評性もあるかと思いました。 近代日本の彫刻を批評的に見るには良い一冊です。2024/10/12
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- 屍の街 平和文庫
