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内容説明
古代から現代まで。名古屋の文化や芸能をたどる初めての「芸処名古屋」クロニクル。
目次
古代~中世(御年百十三歳、少年のように舞った天才。;いにしえの芸能を伝える熱田の神事。;旅人や商人で賑わった中世の熱田。 ほか)
近世(家康がつくった城下町が、芸どころの中心に。;芸能一家、尾張徳川家の代々の藩主。;全国屈指、山車からくりが集まる本場。 ほか)
近現代(明治維新を乗り越えて、近代都市へ。;ものづくり文化が近代産業の礎に。;戦争前、平和を願った文化の祭典。 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
6
灯台もと暗しである。名古屋人にとっては自慢するものでもないし歴史的に溶け込み普段の生活で意識することもなく、かねてよりのPR下手で「認知」には乏しいと言わざるを得ない。しかし東西の文化を吸収し独自のものに換骨奪胎するのが上手いのも名古屋人である。あとがきで名古屋ことばは発音が難しいから幼少期から聞きなれてないと習得しにくいとか。私の小学校時代はまだ名古屋弁ベースで話す教師もまだ少なからずいたが、今となってはかなり減っているのだろうと思われる。日常会話でも使用頻度は減ってる。やはり名古屋弁は大事にしなきゃ。2020/06/22
Kuliyama
0
名古屋に縁があり、手にしました。楽しく拝読しました。2023/08/02
まよっぴ
0
尾張名古屋の芸処の歴史を広く学べる一冊です。徳川宗春の時代に、今の名古屋の基盤になる文化が花開いた経緯について触れられていた所が、特に印象に残りました。名古屋が好きな方、歴史が好きな方には特にお薦めです。名古屋には文化の基盤がちゃんとある。そんな誇らしさや土地への愛着も、名古屋在住の方なら感じるきっかけになると思います。歴史本として、また名古屋の知られざる(?)一面に触れることのできる、万人向けの良書です。楊貴妃や蓬莱島の伝説が熱田にあることを初めて知りました。2020/09/13