感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
18
2012年初出。印象として、学習者中心、戦略的学習という感じがする。授業を行う講師は促進者でしかないということだ。反転授業(flipped classroom、29頁)は、生徒がニーズにあう個別教育を受ける枠組み。集団授業の意味が逆に問われよう。一斉授業と個別指導の相違は大。FCの利点は全体の相互作用が増えること(63頁)。知的交流が活性化するのである。 予習しているのといないとでは、目的意識の有無となる。内発的学習法の価値。英語であれば、文法をビデオで説明。 2014/08/17
の
4
反転授業の本。プレミアムで無料だったので読む。うちみたいに多忙な生徒の多い場合は、やるとしても要点数分に絞っておけば効果があるのかも。2015/06/26
えぬ
4
反転授業のスタートはいかに生徒の学びを保証するかだったんだな!そのために充実させたい時間、省いて別の時間にできるように出来ないかなとか考えた結果なんだ。少しイメージよくなった!2014/11/23
Nobu A
2
最近話題の「反転授業」の購読本読了。アメリカの化学の高校教師2人が考案し、試行錯誤を重ねながら開発したFlipped Classroomを「反転授業」と意訳した方を含めた3名が和訳と監修に携わった翻訳本。原作は考案者の2人。理論や実戦に向けての留意点等が書かれてあり、歴史的背景も分かり、興味深い内容。職場の大学はPTで選別され、高校に比べると教えやすい。でも、四苦八苦している(苦笑)。それを考えると頭が下がる。教室ではなく「学習空間」と呼び始めると、教育者である我々は考え方の転換を迫られる。正にその通り。2015/11/24
しろう
2
反転授業と言うから、対面での場面での理解を深める議論などの場を想像したが、2種類あって完全習得型の方の説明だった。要は映像授業のメリットが中心に語られてるという意味では、この取り組みがされてる当時より何年も前に同じことを予備校はすでにしている。さして目新しさを感じないどころか遅れてる。ビデオの準備の負担や技術面の問題にふれており、それなら学校単位で採用するより予備校など民間で採用して全国的に講師を絞って共通のインフラの元で運営する方が効率良いではないか。学校には授業をする先生という人材、インフラの面で導入2014/07/03