内容説明
季刊雑誌「この本読んで!」(発行:一般財団法人出版文化産業振興財団)に2010年秋号から2018年秋号にわたり連載された「絵本作家のブルース」と、同誌2018年夏号の特集「もっと知りたい!長谷川義史」に、大幅に加筆してまとめたもの。
目次
長谷川義史ができるまで
絵本作家のブルースNo.1~33
作者が語る!この6冊
著作リスト
著者等紹介
長谷川義史[ハセガワヨシフミ]
1961年、大阪府藤井寺市生まれ。2000年に絵本作家デビュー。その後、ユーモラスでおおらかな絵本を次々と生み出す。毎日放送のテレビ番組出演で、お茶の間でも人気。全国各地で開かれる絵本ライブなどに年間約100回出演している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
48
本文は自筆の描きなぐりでとてもクセがあるのですが、はじめの「絵本作家・長谷川義史のできるまで」を読んだら、スッと中に入っていけました。 破天荒のようでとても不器用でシャイな長谷川さんの舞台裏が、絵本のだしの素なのですね。 しょうもない生活をしている様に、自分をさらけ出している長谷川さんがますます好きになりました。2021/08/18
よこたん
47
“あんたの絵本見つけたで。あんた小学6年生の時の絵と今の絵、なにもかわってへんな!” 小学校の恩師からの電話での、この言葉がとても嬉しかったと。絵本かと思ってたら、絵はもちろん文字まで手描きの、懐かしの壁新聞みたいなエッセイ。細かいとこ、端っこのクチャクチャかいてあるのがしみじみオモロイ。いかにして絵本作家長谷川義史が出来上がったかなんとなく伝わってくる。恥ずかしがり屋で、呑んべえで、戦争反対!の、大阪のちっさいオッサン。出身地の大阪府藤井寺市のあの辺り、よう知ってるとこだった(笑) かもの絵、かわいい。2019/12/05
booklight
46
長谷川義史の絵本エッセイ。絵本作家の日常と生い立ちが分かる。そうか、やっぱり絵が描くのが好きなんだな。友達の家の畳に描いてしまうぐらい。画家になると決めてからも紆余曲折で、あとは丁稚奉公で苦労して、デザイナーやりながら絵本作家をめざしていた。個展で編集者に見つけてもらって、やっと絵本をだす。苦労もしているし、人にも助けてもらっているけど、やっぱり絵しかない自分をよく知っていたんだな。2022/10/16
そら
37
絵本かと思ったら、エッセイだった。それにしても味のある絵と文字だな〰。長谷川さんの日常や、幼いころの思い出や、仕事ぶりなど。ツッコミ、オチがたくさんあって、さすが関西人!(笑)。小さい頃からずっと絵ばかり描いていて、美大を受ける(落ちたけど、、)。ハンバーグの絵を描くのに「自分なりのハンバーグを描かねば。」と四苦八苦する。「子供のように描きたいが、なかなかうまくいかない。」絵本作家も大変なんだな〰。2019/05/16
どあら
27
図書館で借りて読了。やっとこの本が出て、嬉しくて予約し読了! 絵本ライブにも行かせてもらいましたが、面白くてゲラゲラ笑えたりもしますが、ウルウルすることもありました。私が大好きな絵本作家さんの一人です!!2019/04/22