出版社内容情報
花弁が落ちていく瞬間の造形美をカメラで丹念に追い続けた、伊島薫太朗氏の「落花」シリーズ。
シンプルな構想でありながら、花のカラーグラデーション、落ちていく空気感と偶然に得られる光彩、
質感や残像などを絶妙に描写し、生命とエロスを謳う抽象画のようでもあり、
花弁を振り落とす彼固有の身体性や視線にシンクロできそうな、実験的な作品になっています。
伊島 薫太朗[イジマクンタロウ]
1988年、東京都生まれ。エスモード東京校、ここのがっこう、英国などでファッションデザインを学ぶ。
写真は13歳から撮り始め、独学で習得。2005年より作品制作を開始した。