内容説明
がんって何?どんな病気?「再発」って何?「転移」って何?抗がん剤の話。抗がん剤の副作用。がん家系と迷信。「腫瘍マーカー」の話。CT、MRI、内視鏡検査、PET検査の話。臨床試験って何?がんのリスクファクターは食生活とタバコが二大悪、などなど…。がんの治療は日進月歩。新薬の開発も進んでいます。それら幾つもの背景・最新情報を盛り込んで、赤星たみこがユーモア漫画とともに「安心」を手に入れるための講座を展開します。
目次
第1章 がんの正体がわかる安心講座(がんは、今や「治る病気」です;「危険因子」から遠ざかる生活法を;がんは「百種百態」。だから治療も選べます;怖い、けれど「進行度」は必ず理解して;「予後因子」がわかると、希望が湧いてきます;よく言われる“がん家系”を信じますか?;「迷信」なんか、どこかへ捨て去りましょう)
第2章 正しい検査と臨床試験を受けるための安心講座(「がん」をどうやって確定診断するの?;ハイテク装置は最高の画像診断者から受ける;「PET検査」を万能にする併用検査とは?;「腫瘍マーカー」の数値は絶対ではありません;「内視鏡検査」は、早期発見を実現する強い味方;世のため人のためになるのが「臨床試験」です)
第3章 最新治療を受けるための安心講座(「がんを叩く」抗がん剤は、確実に進歩しています;もはや「副作用」を怖がる時代ではありません;怖い、けれど「再発」「転移」を理解して;再発・転移しても、延命の可能性は広がります;妊娠・出産を簡単にあきらめないで;「痛みは我慢しない」のが、最新の緩和医療術;「心の痛み」も取り除いてくれる医師を)
著者等紹介
赤星たみこ[アカボシタミコ]
1957年宮崎県生まれ。79年、講談社「mimi」でマンガ家デビュー。少女マンガから成年マンガ、エッセイなどで幅広い層に支持されている。1997年2月、子宮がんを発症。手術で見事に乗り越えた。現在、がんに関してはまったく問題なく、むしろ卵巣摘出の後遺症の高脂血症が心配でウォーキングを。ホルモンバランスの乱れで深刻な肥満に陥るが、独自のミネラル豆乳ダイエットで乗り越え、ダイエット本も出版。ビフォー、アフターの写真は衝撃的。合成洗剤をすべてやめ、粉石けんで真っ白に洗い上げる洗濯術を説き、石けん界のカリスマと呼ばれている。現在は漫画連載のほか、Web上でもコラムを連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。