内容説明
素朴かつ色彩感覚溢れるその作風で、世界中の企業ポスターを数多く手がける、フランス人ポスター画家、遅咲きの天才が書き下ろした唯一の自伝が初邦訳化。パリでの幼年時代、二度の兵役、師匠との出会い、そして果てしなく続く転職や解雇の日々。しかし、41歳の時に描いたある絵で、彼は一躍人気ポスター画家の仲間入りをするのだった。今もなお、世界中の多くの人に慕われ続ける偉大な画家が、激動の半生、創作論、現代社会への警鐘、広告業界への想いを自ら綴る。日本語版のみのイラストや写真、そして注釈、解説を豊富に収録。特別付録・サヴィニャックゆかりの地を辿るフランス・パリ地図。
目次
第1章 パリでの幼年時代
第2章 自転車熱と最初の就職
第3章 パリのアニメ工房時代
第4章 カッサンドルとの出会い
第5章 終わりなき修行、そして兵役
第6章 モンサヴォンの牡牛誕生
第7章 いいポスター、もしくは広告とは?
第8章 ショーウィンドー、パリ、そしてアメリカ
第9章 バルナブースの列車、あるいは見果てぬ夢
晩年のサヴィニャック(または人生の秋)
著者等紹介
サヴィニャック,レイモン[サヴィニャック,レイモン][Savignac,Raymond]
1907年、パリ生まれ。パリのエコール・ラボアジェで学んだ後、1935年、アールデコの巨匠カッサンドルに学ぶ。1949年、ベルナール・ヴィルモと行った二人展で、モンサヴォン石鹸のポスターを展示していたところ、同社の社長の目にとまり正式採用され、41歳にして本格デビューをする。以後は瞬く間にファンを生みだし、エールフランス、ミシュラン、ペリエ、ビックなどのフランス企業をはじめ、森永製菓、豊島園、ライフ、ダンロップなど、日本やアメリカの企業からの依頼も数多く受ける。1979年、パリの北西の町トゥルーヴィルに移り住み、創作活動を続ける。晩年は、同市のために、壁画からナプキンまで街のいたるところに作品を提供。2002年10月永眠
橋本順一[ハシモトジュンイチ]
1948年、埼玉県生れ。東京大学仏文科卒業。フランス政府給費留学(1982‐1984年)。慶應義塾大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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