• ポイントキャンペーン

エドゥアルド・デ・フィリッポ戯曲集〈2〉クピエッロ家のクリスマス

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 228p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784990147341
  • NDC分類 972
  • Cコード C0074

内容説明

クリスマス直前、ルカ・クピエッロはクリスマスの飾り(プレゼピオ)に夢中になっている。ルカにとっては大きな意味をもつプレゼピオだが、家族にとっては少々煩わしい様子。そんな折、ルカの娘ニヌッチャの夫婦問題が発生し、ドラマが始まる…書き下ろし、初演1931年。DVDの映像は1977年、イタリア国営放送RAIによって収録。

著者等紹介

フィリッポ,エドゥアルド・デ[フィリッポ,エドゥアルドデ][Filippo,Eduardo de]
1900‐1984。1900年代のイタリア演劇界をリードした国際的な有名な劇作家、俳優、演出家、詩人。後世に多大な影響を与え続け、ネオレアリズモ映画やイタリア式コメディーの新しい着想の原点となった。フェデリコ・フェリーニ、オーソン・ウェルズ、ダリオ・フォなどが師として仰ぎ、多くの多才な監督や俳優が生まれた。現在もルカ・デ・フィリッポ劇団によって、イタリア各地で上演され、衰えることのない人気を博している

スリス,ドリアーノ[スリス,ドリアーノ][Sulis,Doriano]
国立ローマサンタチェチリア音楽アカデミークラシックギター科で学ぶ。1974年来日、琵琶の製作、修復および研究を始める。1981年にイタリア会館・福岡を設立、主宰

大西佳弥[オオニシヨシミ]
西日本工業大学・建築学科卒業。一級建築士。2004年、イタリア建築への関心からイタリアへ留学。イタリアに魅了され、帰国後も建築士として働く傍ら、イタリア会館・福岡で翻訳の仕事に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゅー

10
戯曲集1と同様に悲喜劇と呼ばれるジャンル。全体的にコメディタッチではあるけど、登場人物の状況を見れば悲劇的な要素が充満している。本作はいわゆる性格悲劇というもので、主に登場人物の性格の脆さ、弱さ故に悲劇的結末を迎える。そのため、ある面から見れば彼らの破滅は当然の帰結であり、あまり同情の余地もなく、結果としてカタルシスが弱い。身もふたもないことを言えば「だって自分のせいじゃない?」で終わってしまうところだが、生身を感じさせる登場人物の造形の故か、彼らの生活が身近に思われ、その点で感情移入がしやすい。2017/07/19

0
テンポがよく面白い2017/02/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6400193
  • ご注意事項

最近チェックした商品