内容説明
下北原子力半島の源流となった「むつ小川原開発」。破たんした巨大開発計画の30余年の歴史を、取材記者がメモをもとに検証した集大成―。デーリー東北紙上に2年近く連載された同名の長期連載企画を一部手直しのうえ加筆して出版。
目次
第1部 破たんした夢(衝撃の8・14―果てなき論争の出発点;新全総計画―超巨大開発の生みの親;構想のルーツ―「八戸新産」指定が契機 ほか)
第2部 ねじれる構図(風化する開発―八戸新産へ逆編入も;金矢工業団地―影落とすむつ小川原;下北縦貫道路―立ちはだかる原野商法 ほか)
第3部 原子力のはざまで(六ケ所村の選択―逆風の中の“繁栄”;核燃への道―起死回生策にかける;電力業界の照準―下北半島に白羽の矢 ほか)
著者等紹介
江波戸宏[エバトヒロシ]
昭和18年12月、千葉県生まれ。中学校から青森県に移る。42年早稲田大学第一文学部卒業。弘前大学文理学部聴講生を経て44年5月デーリー東北新聞社入社。青森・東京・青森各支社勤務、57年青森支社報道部次長。58年本社報道部次長。61年4月から論説委員兼務。平成元年青森支社報道部長。6年本社報道部長(局次長待遇)。8年論説委員会副委員長、12年から編集局編集委員として青森支社駐在。論説委員も兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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