遺影、撮ります。―76人のふだん着の死と生

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  • サイズ A5判/ページ数 165p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784990077976
  • NDC分類 748
  • Cコード C0036

内容説明

「この方は、この遺影で喜んでおられるのかな」。小さな違和感が、やがて新聞紙上で大きなうねりを起こしていく―。生前に遺影を撮ると決意した76人と出会い、語り、セピア色の写真と人生を凝縮した文を手渡していった40代の、一市井の表現者。105人の『臨月』で準太陽賞を受賞した作家のドキュメントポートレート=肖像写真集である。

目次

西村志満子さん(71歳 京都府)
杉田京子さん(77歳 京都府)
辻須重子さん(75歳 大阪府)
佐久間ちづかさん(87歳 兵庫県)
吉井賢子さん(53歳 大阪府)
浅野初子さん(86歳 兵庫県)
竹林光恵さん(73歳 大阪府)
登尾由記子さん(46歳 京都府)
小林万貴子さん(90歳 大阪府)
大槻美和子さん(38歳 京都府)〔ほか〕

著者等紹介

野寺夕子[ノデラユウコ]
フォトライター。1959年岐阜県生まれ。京都府南丹市在住。岐阜大学農学部卒後、地元紙勤務を経て、フリー。1996年度第33回準太陽賞『臨月』(平凡社主催、正賞は空席)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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あかつき号

2
遺影、リビングウイル、やがて死ぬこと。特に病を抱えていないけれど、今の私の心の何割かを占めるようになった、最期。なんでもない一日だけれど、本人も撮影者もその一点を見つめて向かい合うひととき。納められた「遺影」はどなたも明るく穏やかで、生きてきた灯りに照らされていた。自分の遺影を自ら選ぶことは、とても楽しい準備なのだと思う。2014/10/03

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