出版社内容情報
《内容》 明治時代、2歳で失明した奥村三策は、東西医学に通じ、教科書の編纂、卒後教育の実施など、ひろく鍼灸教育の近代化を推進した。また、マッサージを導入し、卒業生をマッサージ師として病因に就職させるなど、視力障害者の職域を拓いた。近代鍼灸教育の史料としても興味深い。
《目次》
目次
推奨の辞
奥村三策先生の伝記出版に寄せて
1 失明
2 7歳からの学問
3 異例の抜擢
4 鍼治教育の近史とその背景
5 鍼治教育復活の立役者
6 マッサージ教育の早期導入
7 点字および点字製版機の研究
8 授業と教育課程
9 心血を注いだ教科書の編纂
10 鍼按の啓発活動
11 鍼治の科学的研究
12 土曜会
13 心に響く詩歌
14 盲人初の高等官
15 内助の功
16 遺言
17 頌徳碑
18 頌徳碑「いわれ」板
19 回想録
20 奥村三策関係年譜
参考資料
図版・写真転載一覧
あとがき