内容説明
ソルトレーク冬季オリンピック。史上初の高得点で勝利した金メダリストが綴る―これまで誰にも語れなかった真実・エピソード。
目次
1 幼少期
2 ソ連崩壊
3 シニアデビュー
4 ワールドタイトル
5 ロシアからアメリカへ
6 ツアー解雇
7 挫折
8 グラディエーター
9 迷い
10 オリンピック、そして
著者等紹介
ヤグディン,アレクセイ[ヤグディン,アレクセイ][Yagudin,Alexei]
プロ・フィギュアスケーター(男子シングル)。1980年、旧ソ連(現ロシア)生まれ。1998年、史上2番目の若さで世界選手権優勝。(以後、99年、00年、02年と合計4回優勝)2002年、ソルトレーク冬季オリンピック優勝。2003年5月、右臀部の手術を受ける。2003年11月、アマチュア引退を表明。プロのスケーターとして、北米を中心に各国のアイスショーに出演している他、アドバイザーとして後進の指導にも尽力する。世界最高レベルを誇る『スターズ・オン・アイス』のメインキャストとして活動を続けている。米コネチカット州在住
プラウズ,リンダ[プラウズ,リンダ][Prouse,Lynda D.]
カナダ在住のライター、コメンテーター。数々のフィギュアスケーターの自伝を執筆。また雑誌、テレビ、ラジオなど幅広いメディアで、フィギュアスケートに関するインタビューを行なっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちか
3
彼が語った話をアメリカ人ライターがまとめた本の翻訳。ヤグ側から見るとこういう話なんだなと思う。実際にはプル側からはどう考えているのか興味深い。しかし、ヤグは相当プルを意識していたことが伺える。結局は引退し、股関節の手術をした後もショーには出演し、TV番組司会者までこなしているヤグ。なかなか強烈で面白い。2015/11/04
kokekko
2
買ったら負け、とどこかで思いつつ読んでしまった一冊(笑) 何故か日本でのみ出版されている、ソルトレイク五輪金メダリスト、ヤグディンの自伝。写真の多い単行本に、ソ連崩壊から引退直前までの様子が綴られています。グッとくるような内容とは言いがたいけれど、飾らない人という彼の印象を壊さない一冊でした。ミーシンコーチに関する部分はプルシェンコの自伝が(もし出たら)合わせて読みたいところ。2010/04/04
わゆ
2
フィギュアスケートがまだ進化するスポーツだった時代に君臨していた帝王の自伝。この一冊で彼の全てを知ることができたわけではないけれど、高みを目指した人間の一端に少しでも触れることができて良かった。2010/03/26
momonnga
1
ミーシンコーチは元教え子にも容赦なしで凄い。ある意味、ミーシンコーチとヤグって似てるんですよね。自分が正しいと思ってる所がね。だから反発しあうのかな。ヤグディンも凄い苦労して金メダルを取ったんだなぁと思いました。あと、プルが転んだ時は思わず喜んだの所とか物凄く正直で人間らしいや。2017/02/04
ぐだぐだ
1
こんなことまで書いていいのかみたいなことまで書いてあったような。本当激しい性格の人だ。でも憎めないキャラクターだと思う。ロシア国内の話とかつい最近まであったことととても思えない。そんでタラソワがもうママみたいで…。ミーシンはヤグディンに大して冷たすぎますな。でもプルシェンコ視点でみるとまたちがってくるんだろうな。プルシェンコの自伝も読んでみたい。2014/03/16