内容説明
日本の美意識の革命的発見。自然、スサノヲ、穢れ、性、天つ罪、禁忌、恋、歌垣、宴、あいさつことば、をとめ、死、美的自然。
目次
第1章 穢れと罪をめぐる古代的思考(天つ罪と国つ罪;スサノヲの泣哭―または、声とことばと ほか)
第2章 穢れの性から罪の性へ(穢れから罪へ―古代伝承における性;婚の禁忌の諸段階 ほか)
第3章 饗宴論(宴と性―古事記の歌と万葉集;古代貴族のあいさつことば)
第4章 万葉集の構造と宮廷(恋の古代文芸の継承と展開;雑歌・相聞・挽歌―万葉集の構造と宮廷 ほか)
第5章 古代文芸史における美の形成(比喩としての“をとめ”;美的自然の形成 ほか)
著者等紹介
森朝男[モリアサオ]
1940年東京都に生れる。1970年早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、フェリス女学院大学文学部教授。専攻は日本古代文学
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