回想法グループマニュアル

回想法グループマニュアル

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  • サイズ A4判/ページ数 83p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784948742345
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C3036

出版社内容情報

《内容》  回想法は,「高齢者の人生の歴史に敬意をもって耳を傾けること」を基本に,アメリカの老年精神科医,ロバート・バトラーが 抑うつ状態の治療法として考え出した心理療法の技術です。日本では主に痴呆症のグループ療法として施設や病院で広く行われています。  人は高齢になると昔話を好むようになると言われています。心が和む思い出もあれば,悲しみに沈む思いでもあるでしょう。 そのような高齢者の昔話に対して,私たちは誠実に耳を傾けてきたでしょうか?  高齢者がただ昔話をすることが回想法ではありません。「おじいちゃんの自慢話」「おばあちゃんの苦労話」を暖かい態度で聴く,共感的な聞き手がいることが重要です。  本書は,痴呆老人に対するグループ回想法を中心に,具体的実施方法,記録・評価の方法,痴呆の認知障害に応じたアプローチの工夫などを紹介し,可能な限り現場でそのままの形で役立つマニュアルとして編集されています。  回想法の普遍的な原則を学んでいただくだけでなく,グループに参加する人たちとの心理的なコミュニケーションをとるため のヒントを探すためにもお役立てください。    《目次》 回想法グループマニュアル --目次 ・はじめに ・回想法って何だろう    1.高齢者の回想は「老いのくり言」?    2.回想法はどのような役割を果たすのでしょうか?    3.「よい聞き手」とはどのような聞き手をいうのでしょうか?    4.回想法の場で,やってはいけないことは?    5.回想法には,どのような効果があるのでしょうか?    6.回想法は,スタッフにも効果があるのでしょうか? ・回想法をやってみよう    1.なにか下準備はいるのでしょうか?    2.スタッフの数と役割は?    3.グループの人数と人選は?    4.まず初めになにをすればよいのでしょうか?    5.なにを準備すればよいのですか?    6.回数,時間,頻度などは?    7.会場選びで気をつけることは?    8.毎回のセッションで使う道具は? ・回想法の実際    1.参加者を迎える前に      1)会場の準備      2)スタッフミーティング    2.参加者を迎えて      1)参加者の誘導      2)参加者の入室      3)グループの開始      4)自己紹介      5)体操      6)その日のテーマにそった回想      7)茶話会      8)会の終わりに    3.中等度から重度の痴呆グループの例      第1回「自己紹介・ことわざ」      第2回「子ども時代の思い出」      第3回「故郷」      第4回「懐かしい味,香り」      第5回「戦争」      第6回「漬け物づくり」      第7回「病気のとき・健康法」      第8回「懐かしい音」    4.軽度痴呆症のグループの例      1)軽度痴呆症のグループの目的      2)軽度痴呆症の回想法グループ実施の留意点      3)プログラムの例(1時間)       (1)例1:仕事       (2)例2:桜のつく言葉を思い出す       (3)例3:戦争       (4)例4:私の健康法       (5)例5:夏の過ごし方       (6)例6:お祝い事    5.回想法が終わったら:反省会と評価の工夫      1)反省会は,なぜ必要なのでしょうか?      2)評価はだれが,いつするのでしょうか?      3)能率的に記録するには?      4)その他の注意点は? ・痴呆症の特性と回想法の工夫    1.言語障害をもつ高齢者にはどのような援助が必要ですか?    2.もの忘れのある高齢者に対して,とくに気をつけることは?    3.痴呆症による理解力の低下への対応は?    4.ROボードは目立つようにつくるべきですか?    5.予想外の感情を示す高齢者に対して注意することは?    6.高齢者とのコミュニケーションにおいて気をつけることは? ・主な参考文献 ・あとがき ・資料    1.外来グループ個人票    2.外来グループ個人票(記入例)    3.回想法グループ会場設営例    4.リアリティ・オリエンテーション・ボード    5.東大式観察評価スケール    6.東大式観察評価スケール評価の手引き    7.個人記録表    8.個人記録表(記入例)

内容説明

本書は、痴呆老人に対するグループ回想法を中心に、具体的実施方法、記録・評価の方法、痴呆の認知障害に応じたアプローチの工夫などを紹介することを目的に編集されました。

目次

回想法って何だろう(高齢者の回想は「老いのくり言」?;回想法はどのような役割を果たすのでしょうか? ほか)
回想法をやってみよう(なにか下準備はいるのでしょうか?;スタッフの数と役割は? ほか)
回想法の実際(参加者を迎える前に;参加者を迎えて ほか)
痴呆症の特性と回想法の工夫(言語障害をもつ高齢者にはどのような援助が必要ですか?;もの忘れのある高齢者に対して、とくに気をつけることは? ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

日高サン

0
各セッションにおける内容が具体的に書かれていて、流れをイメージしやすかった。参加者と一緒に作り上げる系のアプローチって知識も大事だけど機転のよさとかも必要なんだろうな。2015/04/22

くらげ@

0
(☆☆)2011/03/10

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