感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zumi
5
イベントに備えて、向井豊昭「用意、ドン!」を。これは言語・音/聴覚・二人連れなどのテーマが実に良い! 多和田葉子「晩秋のカバレット「変身」」は、らしさ全開の作品。虫と音のカレイドスコープ。鼎談「パンケーキ・スタッキング可能」は食欲がそそられる。登場する『バージンパンケーキ国分寺』は面白そう。トカルチュク「文学にあらわれた〜」はクンデラ「誘拐された西欧」との併読がオススメ。「透明なエクリチュールがつくる砂漠の星座」で『2666』を読んだ気になれる。大江健三郎の小説を読む際に辞書のように使えるのが魅力的。2014/02/01