内容説明
優秀で勤勉な社員が揃っているのに、知識を実行に移せずに、業績が低迷している会社もあれば、平凡な人々が行動することによって成果をあげている会社もある。研修などに参加して「目からウロコ」の体験だったにもかかわらず、知識を実行に移し成果をあげた例は少ない。会社には前例に従うことを含め、知識を実行に移せないギャップがある。ではどうすればそのギャップを克服できるのか。事例として登場するサウスウエスト航空、ホンダ、トヨタにしても、誰もが知っているやり方を繰り返し実行しただけである。そして、あたり前のことをあたり前にやることが成果に結びつくと本書は説く。
目次
第１章 知識は実行しなければ、まったく無価値である
第２章 行動よりも言葉で騙される企業体質
第３章 前例を重んじる組織は、改革できない
第４章 恐怖政治では、会社は変わらない
第５章 評価システムが悪いと社員は動かない
第６章 社内の競争が敵を作り、会社の変化を妨げる
第７章 知識を行動に移した会社のギャップ克服法
第８章 知識を行動に変えるための八カ条
著者等紹介
サットン，ロバート［Ｓｕｔｔｏｎ，Ｒｏｂｅｒｔ Ｉ．］
スタンフォード・エンジニア・スクー組織行動学教授。こそで、仕事、技術、組織のためセンターの共同ディレクターとスタンフォード・ベンチャー・ププログラムのリサーチディレクターも務めいる。ミシガン大学で組織心理学博士号を取得。１９８３年からスタンフォードの教壇に立つ。カリフォルニア大学バークレー校のハース・ビジネス・スクールでも教えている。行動科学における高等研究センターのメンバーでもある。多数のエグゼクティブセミナー、コンサルテーションをこなし、現在スタンフォード大同窓生のための、イノベーション経営のエグゼクティブ・プログラムの指導している。文章の発表は６０件を越える
ペッファー，ジェフリー［Ｐｆｅｆｆｅｒ，Ｊｅｆｆｒｅｙ］
スタンフォード大学大学院組織行動学教授。カーネギー・メロン大学で理学博士号、理学修士号を取得、スタンフォード大学大学院で博士号を取得。イリノイ大学、カリフォルニア大学バークレー校で教鞭をとり、客員教授としてハーバード大学でも教える。１９９４年から’９６年までスタンフォードのエグゼクティブ・エデュケーションのディレクターを務め、世界２２カ国のエグゼクティブセミナーで教壇に立ってきた。Ｐｏｒｔｏｌｅ Ｐａｃｋａｇｉｎｇ社、Ｒｅｓｕｍｉｘ社、Ｓｏｎｏ Ｓｉｔｅ社の役員でもある。著書多数。文章の発表は１００件を越える
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