内容説明
突破者がオウムを斬る!あの宮崎学と上祐史浩が大激論!20世紀最後のハルマゲドン対談。
目次
序章 オウム真理教―どうにも気に掛かってしょうがない連中
第1章 オウム事件―お前らだいたい何考えているんだ
第2章 上祐史浩―そもそもお前、どういう奴だ
第3章 麻原彰晃の実像―実務能力の欠如した、カリスマ的神秘主義者?
第4章 麻原とその弟子―お互いの心理的関係
第5章 上祐史浩、教義を語る―オウムは時代より少し先行した価値観を有しているのです
第6章 事件の背景―麻原の狙いは、政府転覆
第7章 オウム新法―“身分法”は絶対に許さない
第8章 アレフの今後―社会のガン細胞として生きてゆけ!
終章 インタビューを終えて―オウム事件、私の総括
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
26
サラい読み。2000年出版。当時麻原の右腕として、現在は後継アレフの代表の、上祐と、アウトローの側から社会を視る宮崎学との対談。上祐の事件への弁明と解釈、アナーキズム的にオウムを買っていた宮崎が、教団の解体に至る軽々しくテロを起こした事を悔やむ発言は不愉快だが、どの社会に属しても生まれる、集団化した日本人の「中」でしか通用しない「善」の発動が、対外的犯罪にブ拍車をかける因果律に似たもの。日本人の悪業からの根本的解決として、破防法にしろ対暴法にしろ、処罰では抑止できないという意見は、一理あるとは思える。2018/07/28
ナリボー
1
6/10 上祐氏の視点が客観的でよかったが、裁判が進行していた時期でもあったためかもう少し踏み込んだ発言が引き出せたらよかったと思う。宮崎氏の自分語りの多さには辟易。2019/07/18
me
1
上祐が出所してアレフにいた時のインタビューだからまだオウム臭プンプンしてるわ。2013/08/25
るりこ
0
オウム的なものとアウトローって水が合うのだろうなと思った。なので実話ナックルズとかBSのバズーカって番組で取り上げられたりするのかなと思った。写真家中川俊人が撮影したこの時の上祐の写真がまるで俳優かサッカー選手のように魅力的だった。上祐ギャル必見。2016/04/17