内容説明
一人ひとりの住民に、若き学生に、そして研究者にいつも問いかけた“真実は常に具体的である”。社会学者・経済学者が都市と農村の幾多の社会調査を通して、戦後日本社会の仕組みと動向を明らかにする。
目次
第1編 学説史研究(ベンサム貨幣理論の展開―“The True Alarm”を中心にして;ベンサム経済理論研究序説)
第2編 再生産構造分析(地方中小零細企業の再生産構造と農民層分解―農地改革後における農民階級構成分析の一視角;戦後世界的再編の一極としてのアメリカ帝国主義の軍事的性格;戦後再建の混沌―旧体制の崩壊と再建方式の模索(1) ほか)
第3編 新しい「地域研究」への試み(エッセイ 「ME革命に乾杯」?;ミラノ国際シンポジウム 手づくりの国際シンポジウムを終えて;地域調査報告 知多半島地域の社会・経済構造分析のための一試論―地域分析の方法についての検討をふまえて ほか)
著者等紹介
島崎稔[シマザキミノル]
1924年東京に生れる。1949年東京大学文学部社会学科卒業。1952年高崎市立短期大学講師。1957年中央大学文学部講師。1966年中央大学文学部教授。1989年永眠。享年64歳。中央大学文学部名誉教授
島崎美代子[シマザキミヨコ]
1927年東京に生れる。1949年東京女子医学専門学校卒業。1953年東京大学経済学部経済学科卒業。1953年高崎市立短期大学助手、講師。1966年女子栄養大学教授。1979年日本福祉大学経済学部教授。1997年日本福祉大学停年退職、同大学福祉社会開発研究所客員研究所員として現在にいたる
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