わけいっても、わけいっても、インド

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わけいっても、わけいっても、インド

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  • サイズ A5判/ページ数 286p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784947702654
  • NDC分類 292.5
  • Cコード C0026

内容説明

インドの奥地に住む先住民の、美しいアートを求めて旅するインド奥地紀行。

目次

第1章 私の絵を見ていけ!と誰もがいう―ミティラー画の故郷を訪ねる
第2章 モダン建築から砂漠の村へ―グジャラート州をひとめぐり(モダン建築の聖地アーメダバード;アディヴァシーのペインティングを探して;グジャラート州の街々をバスでめぐる;カッチ地方の村をめぐる;パタンのダブル・イカット職人を訪ねる)
第3章 ゴンドの国を行く―インド中央部横断紀行(マハーラーシュトラ州の旅―ワルリーの村へ;マディア・プラデーシュ州の旅―名前も知らない村から村へ;チャッティースガル州の旅―ソーナーバーイの祝福された家;オリッサへの旅―旅の終わり)

著者等紹介

蔵前仁一[クラマエジンイチ]
作家、グラフィック・デザイナー、編集者。1956年鹿児島県生まれ。慶応大学法学部政治学科卒。1980年代からアジアを中心に世界各国へ旅をする。1995年に有限会社旅行人を設立し、旅行雑誌、ガイドブックなどを発行する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りー

24
タラ・ブックスの本で知った、インド先住民アートの世界。なるほどー、タラ・ブックスが出てくる前から、見る目がある人は注目していたのか。日本には新潟県の十日市町にミティラー画の美術館があるそうで、びっくり。是非行ってみたいです。著者は、描き手が住んでいる村々を訪ねていく。途中までは電車で行くけれど、何処のどの村に壁画があるかは、口コミ頼り。親切な住民の好意でバイクの後ろに乗せてもらって旅をする。女性は絶対に同じことはできないと思うけれど、一緒に旅している気持ちで楽しみました。2021/08/02

DEE

11
アディヴァシーというインド先住民のアートをめぐる旅の記録。 インドとアートが自分の頭の中でうまく結びつかず、あまり期待せず読み始める。しかしそんな心配は無用で不思議に後を引く面白さ。 中には寝ぼけた子供が左手で書いたような稚拙なものもあるのだけど、これがなかなかいい味を出していてつい欲しくなってしまった。まぁ、こういうのは現地にいるからよく見えるのであって自室では浮きまくる可能性は否定できないのだけれど。 一般旅行者があまり行くことのない地方の写真も旅心をくすぐりまくる。2020/10/02

ガンジス川沐浴子

4
すごく良い本。 白黒文章ページとカラー写真図版ページと交互になっていて、地図で地名を把握しながら旅行を共有しているような気分に。 アディヴァシー(インド先住民)の壁画を探し集めるローカル旅。2021/10/18

Toshi

4
インドの旅のオーソリティ、蔵前仁一さんによる、アディヴァシー・アートを巡る旅の記録。普通の観光客は訪れない街や村を、日本で得た断片的な情報と、おせっかいなインド人に頼りながら、家の壁にしか残っていない希少なアートを探し歩く。言葉も通じない中、辿り着いた小学校で、先生が生徒を集めて「家の壁に絵が描いてある人」と手をあげさせて探り当てるなどのエピソードには笑ってしまった。これらアートはプリミティブだけど、どれも素晴らしく、ぜひ一度本物をこの目で見てみたい。2020/07/30

ぺんぐぃん

3
本書は10年前の発行。豪華なカラー写真がふんだんで幾分情報は古いと思われるが、インドの僻地の雰囲気をよく伝えていた。インドにヒンズー文化が流入する前の先住民、アディヴァシーの室内壁画や織物などを夫婦で訪問する、およそ観光的ではないインド旅行。私がバックパッカーだった40年前よりは随分国内インフラも改善されてはいたようだが、相変わらず飛び込みでのホテルチェックインや、駅やバスステーションでのチケット確保など、なかなか大変そうでした。プーリーやプネーなど滞在した都市が取り上げられていたのも懐かしい。2019/12/08

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