天下太平洋物語

天下太平洋物語

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  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784947702098
  • NDC分類 297.09
  • Cコード C0026

内容説明

いつ来るとも知れない貨客船に乗り、ハリケーンに吹き飛ばされ、大酋長と酒を酌み交わした日々。南太平洋の島々を旅して出会ったのは、美しい海と、温かな人々だった。

目次

第1章 雨の港で手を振って…トンガ
第2章 旅の始まり―西サモア
第3章 ツバルの漂流男―ツバル
第4章 ちんちんガールズ―キリバス
第5章 スパイと媚薬―チューク
第6章 タンナ島がわしを呼ぶ―ヴァヌアツ
大酋長と一杯―マーシャル諸島
第8章 嵐のパラダイス―クック諸島
第9章 自由恋愛の島―パプアニューギニア

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さすらいのアリクイ

20
著者のおがわさんが1980年代、90年代にトンガ、西サモア、マーシャル諸島など、南の島へ旅行した記録が書かれた本。のんびりした文章なのですが、現地への移動手段や宿泊施設、暮らす人々の普段の感じなど、読んでいると南の国の当時の状態や過去のこと、色んなことも少しずつわかってきます。たいていは明るい感じの話を読めるのですが、ツバルで50日以上船で漂流した男の人の話を聴いたり、クック諸島でサイクロンに遭遇し、村の人たちと一緒避難したりと、時々大変な事態に合うことも。南の島の色んなことを知ることができる旅行記です。2016/09/01

hiratax

2
南太平洋の島々をくまなく周り、各国各地域の事情によって経済格差がある。旧南洋なので日本語が第二言語になっているのも良い。90年代初頭の貴重な記録。2014/07/30

wei xian tiang

1
ポリネシア、メラネシア、ミクロネシアにまたがる旅行記。首都を置くような島はともかく、島嶼国の二次離島となると畑中幸子の「南太平洋の環礁にて」のトケラウフィールドワークの時代と変わらず、缶詰食糧に依存し、頻繁ではない貨物船が欠航になれば早晩食糧、燃料が払底し沖縄でいう蘇鉄のような備荒作物に頼る島ちゃび(離島苦)の世界。はしけ荷役の問題も含め、かつての先島や奄美を扱った文章をなぞるかのような思いで読む。2014/07/29

Haluka

1
たまらなく面白かったです。最初、友達に借りて読んだのですが、面白かったのでAmazonで探して買いました。現在は海外でバリバリ仕事している作者が、初めての海外一人旅での失敗を赤裸々に描いています。そんなことまで書いちゃうの⁉と読んでいてハラハラしました。

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