内容説明
二〇〇〇年三月一七日、本学会の第十八回研究大会が関西大学で開催された。シンポジウムのテーマは、「社会保障と財政」であった。岡本英男会員「アメリカにおける福祉国家財政の再編」、藤岡純一会員「スウェーデンの社会保障財政」、武田公子会員「ドイツの社会保障財政」、佐藤進会員「日本の社会保障制度と構造改革の動向」の四報告の問題提起が行われた。これらの報告を受けて、活発な討議が行われた。本号は、以上の第十八回大会の成果を収録するものである。
目次
1 シンポジウム・社会保障と財政(アメリカにおける福祉国家財政の再編;スウェーデンの社会保障財政;ドイツの社会保障財政―社会扶助と自治体財政を中心に;日本の社会保障制度と構造改革の動向―日本憲法規範と社会保障行財政の法理をめぐって;討論―社会保障と財政)
2 書評(『消費税法の研究』(湖東京至著・信山社出版))
3 随想(財政、分権化をめぐる諸問題;地方自治の基礎理論の再検討を)