内容説明
短歌、美術史研究を極め、幅広い学問と教養に裏打ちされた秋艸道人の書は、技だけで生み出されたそれとは決定的に違い、気品にあふれた珠玉の芸術として、現代に息づいている。
目次
第1章 會津八一の初期の書と良寛
第2章 呉昌碩への傾倒
第3章 山田正平・銭痩鉄との関係
第4章 扁額“壺中居”の位置づけ
第5章 北大路魯山人との対立
第6章 昭和十五年十一月の扁額について
第7章 會津八一の様本
第8章 様本の制作年と晩年の制作
第9章 かな書と歌
第10章 會津八一の書の意義
著者等紹介
角田勝久[ツノダカツヒサ]
1970年茨城県日立市生まれ。1997年新潟大学大学院教育学研究科修了。2006年第1回會津八一賞受賞。現在、新潟大学教育学部准教授(2007年より)。博士(文学)早稲田大学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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